【実体験】子供に優しくできない辛さから解放された話
こんにちは、ののみです。
私は2歳差で3人の子供を育てています。
「子供を産んだら怒らない育児をしよう」と自信満々に決めた私ですが、1人目からあっけなく撃沈しました←
怒るたびに落ち込んで、自分のことを
- 「ダメな母親」
- 「こんなお母さんならいないほうがいいんじゃないか」
そんな風に思い詰めて苦しい日々を過ごしていましたが、考え方が変わるきっかけに出会い「子供に優しく出来ない。」と悩むことが減っていきました。
今回は、子供に優しく出来ないと悩んだ日々からどのように解放されていったかをお話ししてみようと思います。
悩むお母さんたち!大丈夫!君は1人じゃないよー!
偏った母親像が自分を苦しめていた
子供に優しく出来ない自分をこれでもかと責めていた時の私は、自分の中にある母親のイメージと、現実の自分のギャップをすごく感じていました。
お母さんってこうだよねっていうイメージがあったんですよね。👇
- 母親は一番子供の気持ちに寄り添うべき
- 母親は子供の一番の理解者であるべき
- 母親とは声を荒げず優しく諭すことができる存在であるべき
3つしか書いていないけど、もう苦しいですよね(笑)
でもこれ、生まれる前は当たり前にできると思っていたんですよ。(無知とは怖い)
だって世の母親たちは当たり前にやっているように見えたから。
実際に子供が生まれてからは、常に極限状態でイライラの連続。
あれ?子供って無条件に可愛いと思って愛せて、ダメなことしても怒れないくらいにメロメロになってしまうものなんじゃないの?
と、自分が子供を愛せない類まれな母親なんじゃ?と戸惑いの日々でした。(笑)
"子供に優しく出来ない"苦しむ日々を救った言葉
自分を責めて苦しくてんでいた時にある言葉を聞いて救われたんですよね。
それは林修先生(「いつやるの?今でしょ!」で一世を風靡した予備校の先生です)が言っていた
「母親は生まれて初めて理不尽を教える存在である」
という言葉です。
(確か、小学生の男の子がお母さんに対する不満を相談した時に言っていたような・・・?)
なぜこの言葉で救われたかというと
「そうか、母親も人間なんだ。完璧じゃなくていいんだ。」と腑に落ちたからです。
この言葉がきっかけで、自分が無意識に"母親とはこうあるべき"という理想に縛られていたことに気がつき、子育てのイライラや子供に向き合えない気持ちを持つ自分を肯定しようと思えたのでした。
視野を広げると同じ悩みを抱えていたお母さんがいっぱいいた
さらに、気持ちが劇的に楽になったきっかけが、他のお母さん達の話を聞いたことでした。
近所の支援センターに行った時、他のお母さん達が「寝なくてすっごいイライラする」「可愛いけど愛せない時がある」そんな話をしているのが聞こえてきた時は、衝撃を受けると共に、
なんだ、みんな同じだったんだ〜!私だけが悩んでるわけじゃなかったんだ〜!
と涙が出るほど感動しました。
ママ友付き合いに積極的じゃなかった私は、自分の家庭しか知らなかったんですよね。
「子供に優しく出来ないのは自分の性格のせい」と本気で思っていました。
でも、みんなが大変に思うんだから落ち込む必要なんてなかったんだと思えたら、スーーっと心が楽になりました。
自分を責めなくなり子供の接し方に変化も
ちなみに怒らないお母さんになれたわけではありません。笑
でも、自分を責めないマインドになり、肯定するようになると、子供のことも以前より肯定できるようになりました。
例えばこんなふうに👇
夕方の公園で帰りたくないと地べたに座り込んで泣いている時・・・
思い通りにいかない時ってイライラするよね!わかるよ、お母さんも同じだよー
お菓子がもっと食べたくて泣いている時・・・
わかる!お母さんもついお菓子食べすぎちゃう。止まらなくなるよね(笑)
自分も子供も完璧じゃなくていいんだ。お互いに、未熟な部分があるけど、それでいいんだ。
そんな風に思うと、子供と同じ目線に立って考えられることが増えたんですよね。
例えばこんな具合に👇
お母さんって理不尽だよね、なんでお母さんはいっぱいチョコレート食べたりするのに、私にはお菓子もうおしまいっなんて意地悪なこと言うんだろうね?そんな理不尽な人の言うことなんて聞きたくないよね!
(寝かしつけ後にチョコレートをたくさん並べて食べていたら子供が起きてきてしまった時のことです。笑)
そんな風に思って子供に「嫌だよね」「わかるよ」って言えることが増えました。
怒るという行為は肯定せずとも自分のことは肯定してあげる
そもそも私は感情的に怒る人が嫌いなんですよね。
親や先生、上司に理不尽に怒られた時ってめっちゃ嫌じゃないですか?(笑)
過去の経験からも「怒るとむしろ本当に伝えたいことが伝わらない」と実感しています。
なので、感情的に怒ってしまった時は、理由があるにしろ「嫌だっただろうな」「きっと伝わってないだろうな」と思い、反省もするし子供に謝ります。
(意地になって謝れない時もあります。そこに関しては本当にごめんなさい。←)
ただ、怒ってしまった自分のことは、最低の母親だと思わず、
そのくらい大変だったんだよね。今日も怪我なく一日過ごせたなんてすごいじゃん。
そんな日があっても良いじゃん。
そんな風に自分を心を労うようになりました。
子供に優しくできないと悩む日々からの解放
そんなこんなで、自分を肯定できるようになり、子供に優しくできないと悩む日々から徐々に解放されていったと思います。
「最低の母親だ」と自分自身を責めると、怒ってしまったことを何日も引きずってしまうのですが、今は「よし!今日も怒ってしまうかもしれないけど頑張ろう!」と前向きになれています。
今思い返してみても、産後ボロボロの体で始まるお母さんという仕事は、これまでにないくらい過酷な仕事なんですよね。
誰かの世話をしなくても大変なのに、数ヶ月の徹夜生活から始まり、24時間気を張り詰めて子供を育てていくわけですから、余裕がなくなるのは当たり前です。
そんな大変な状況の中で、子供に優しくできないことを悩んでいた私は、子供にしっかり向き合っている母親だったんだと今となっては思います。
まとめ:子供に優しくできない辛さから解放された話
- 偏った母親像が自分を苦しめていた
「母親は完璧であるべき」という理想に縛られ、自分を責めて苦しい日々を過ごしていた。 - 救いとなった林修先生の言葉
「母親は生まれて初めて理不尽を教える存在」という言葉で、自分が完璧でなくても良いと気づき、心が軽くなった。 - 共感で視野が広がった
他のお母さんも同じように悩んでいることを知り、「自分だけじゃない」と感じられて楽になった。 - 自己肯定が子供への接し方を変えた
自分を責めないことで、子供の未熟さも受け入れられるようになり、怒り方や接し方が柔らかくなった。 - 自分を認めることで解放された気持ち
怒る自分を否定せず、「母親も人間」と肯定することで、悩みから少しずつ解放されていった。
子供に優しくできないと悩むお母さんたちは、その気持ちが子供のことを考え、向き合っている証拠です。
ぜひ、出来たことに目を向けて、自分のことを認めてあげてくださいね。
ゆるく力を抜いて、一緒に頑張りましょう!
というわけで今回は終わりです。
2歳差の3人の子供を育てています。
一見社交的に見られるのですが、人と深く付き合えないことが悩みで生きづらさを感じていました。
福祉を勉強し、いろいろな価値観や考え方を学んだことで少しずつ楽になり、生活を整えながら「できるだけ自分に優しく生きる」をテーマに人生を歩んでいます!
このブログでは主婦の実体験を通して、人間関係の悩みや暮らしの工夫などを中心に日々を過ごしやすくするヒントを発信しています。
保有資格:社会福祉士